貞和4年(1348年)に業海本浄が開山した臨済宗の名刹であり、裏山の巨大な自然石で造られた庭園は見事!!
臨済宗建長寺派の寺院で山号を天目山といいます。南北朝時代の貞和4年(1348年)業海本浄を開山として創建されました。開基は甲斐国主の武田信満公で、往時は中部地方における幻住派の拠点として、また戦国の大雄武田家の菩提寺として大いに繁栄しました。勝頼公の敗北後は、織田家の兵火で殿堂を焼失しましたが、徳川家康が寺領を寄付した為に旧観を取り戻しました。武田家の滅亡によって外護者を失いはしましたが、鎌倉建長寺の「参暇日記」によると、江戸時代には建長寺末山の四大柱寺の一つとして特別の待遇を受けていたようで、衰えたりといえども巨刹の面目を存していた事がわかります。また国指定重要文化財の普応国師坐像をはじめ、多くの文化財を有する寺院でもあります。県指定史跡の石庭は当時多くの修行僧が坐禅を組んだ禅庭として伝わり、春には桜、秋には見事な紅葉が見られます。
所在地 〒409-1201 山梨県甲州市大和町木賊 山梨県甲州市大和町木賊122
ホームページ http://www.tenmokusan.or.jp/
アクセス 中央自動車道勝沼I.Cから約20分 中央自動車道勝沼I.Cから約30分